今朝からSNSでは、ロシアのプーチン大統領のシェフと呼ばれたプリゴジン氏がロシアに進軍していると話題になっている。
そもそも、このプリゴジン氏は、強盗の前科を持つ人で、料理人もしていたというので驚いた。
BBCニュースJapan
「ワグネル」のプリゴジン氏とは? 「プーチン氏のシェフ」がウクライナ侵攻の重要人物になるまで
ニュースでは、プリゴジン氏が武力蜂起を叫び、正規軍との衝突もしながら、どうやらモスクワへ向かって進んでいるらしいと伝えている。
SNS上では、
・プリゴジン氏がショイグ露国防相とゲラシモフ参謀総長がプーチン氏を騙して戦争をさせたと主張している。
・プーチン大統領の悪口は全く言っていない
ということが話題に上っている。
更にロンドンに亡命している反プーチン指導者のミハイル・ホドロフスキー氏が、プリゴジン氏の武力蜂起を支持する声明を出したらしい。
一方プーチン大統領は、プリゴジン氏を反逆者と呼んで、参加した全員を処罰すると宣言している。
これだけの情報で、プリゴジン氏の真意とかプーチン大統領の本心などを読み解くのはとても難しいと思う。
なぜなら、そもそもプーチン大統領は平気で嘘を吐き、人を欺くのが仕事のKGBの人であり、自分だけは、命を長らえるために、地下に隠れたり影武者を何人も用意するなどしている人間なのだ。
しかもことあるごとに責任逃れのための口実を準備している。
そういうわけで、彼の言葉は、何ひとつ信用できない。
プリゴジン氏の行動を見ても、同じように何も信用できないとしか言えない。
戦時下なので、当然ながら情報は操作され、プロパガンダの連続だということもある。
実は、プリゴジン氏は、ショイグ露国防相とゲラシモフ参謀総長にこの戦争の責任を負わせて、終戦に導き、プーチン大統領続行という形で済ませようとしているのかもしれないという説も出ているようだ。
それも一理あるだろうと思う。
そうなると西側としても茶番に付き合うしかない?
いやいやいや……そんなの無理無理!
プーチン大統領は、ウクライナの子供の誘拐の件だけでも、既に戦争犯罪者と決定しているのだ。
しかも、たくさんの人を暗殺し、これまでも、戦争を起こして罪のない人たちを殺してきたのに、その行為を始めるという意思を持った時点で、誰かに騙されようとどうしようと、罪は免れない。
しかも、ダムを壊したり、ウクライナの原発に爆弾を仕掛けたり、核兵器の使用を仄めかすなどして世界中を恐怖に陥れている人だということは、絶対に忘れられるわけがない。
プリゴジン氏が、まだプーチンと繋がっているのかどうかもわからない。
ミハイル・ホドロフスキー氏が、プリゴジン氏を支持すると言ったのは、行動の後だだから、これも何のヒントにもならない。
問題は、この武力蜂起が、ウクライナ侵略戦争にどのように影響するかだと思う。
本当にロシア軍がプリゴジン氏を抑えようとするのなら、他の戦地の兵力が手薄になってウクライナ側に有利に働くかもしれない。
楽観的過ぎたとしても、これで一気にウクライナが国土を奪還できて、プーチン大統領もプリゴジン氏もみんな逮捕して、ウクライナに平和が戻って来ることを祈りたいと思う。
Nicky ❤️🌿🐞🌿❤️によるPixabayからの画像