静岡に出かけたのは、おそらく10回にも満たないと思う。
友人に会いに出かけたり、旅行で出かけたりしていたけれど、駿府城のある静岡市の中心地か、由比ガ浜辺りに出かけただけで、藤枝と言うところへは、今回が初めてだった。
津軽三味線を弾いていた頃の法被を着て、お祭り入りの撮影に出かけた。
ここの屋台は、かなり有名らしく、東京からもたくさんの奏者が出掛けていた。
小さな子供の踊りもあったけれど、わっしょいわっしょいのお祭りの掛け声自体、あまり聞いたことのない私にとって、興味深い経験だった。
静岡へ出かける度に感じていたのは、人が親切なこと。
そういえば、ちびまる子ちゃんを描いていた故さくらももこさんも、こちらのご出身で、昭和の懐かしい時代のことを描いておられた。
街の様子は、少しずつ違っているけれど、隣り合わせた人と気軽に会話ができる感覚は、以前と全く変わっていない。
日本人のステキな感覚を残したまま、町が少しずつ発展して行くなんて、素晴らしいところだと思った。
ところで動画撮影というのは簡単ではない。
昔は被写体の方を生業としていた頃もあったので、いざとなったらできるつもりでいたけれど、軽いものでも持っていると機材はだんだん重くなってくるし、屋台と一緒に走っていると、足も疲れて来る。
2日間で、くたくただ。
おまけに連休で混んでいたので、久し振りの長距離運転な上に、片道4-5時間も運転していたのでは、それだけでも消耗してしまう。
けれど、それ以上に、3日間も山車を引く人は大変だろうと思った。
そういえば、亡き伯母が、中目黒を出て神戸に立ち寄って私を拾い、福岡のお墓参りに連れて行ってくれたのはいつだっただろう?
今の私の年齢よりは上だったように思う。
本当にスーパーな人だった。
10月はイベントが多い。
時に美術系のイベントがあって、今週は、あと一日、東京へ展覧会を見に行く約束がある。
お仕事のお付き合いも簡単ではない。
明日もまだ動画編集が残っているので続きを終えようと思う。
食べて行くというのは、大変だけど生きているというのは、こういうことなのかもしれない。
ニュースだけは追いかけている。
危険に関しては敏感であるべきだと思うからだ。
気付くと、最近は、軍事オタクと呼ばれるようになっていた。
「そりゃあ、上には上がいるけど(笑)」だとか。
こっちも苦笑するしかない。
けど、戦争なので、拾った情報が必ずしも正しいとは限らない。
ただ、戦っている人たちは本気で取り戻したいわけで、侵攻している側の意気とは、全く違う。
武器兵器の供与が少ないのでかなり厳しい状況だと言われているけれど、何とかNATOや周辺諸国も知恵を出し合って、冬になる前に反撃によって、もっと大きな変化が起こることを期待していようと思う。