月に二回、ビジネスクラスの英語を話す人たちのグループに参加をして、学んでいる。
忙しい時は、ちょっと厳しくなるけれど、出来るだけ参加したいと思っている。
このグループでは、毎回、別の国のゲストスピーカーにお越しいただき、ご自身の専門分野や、その国もことについてお話しいただいている。
2時間の間にこちらからの質問もして、可能な人だけ、一緒にランチに出かけて解散というスタイルだ。
昨日の日曜日、以前、ゲストスピーカーとして来てくださった国際結婚しておられる日本人女性の参加しておられるグループで、ピアノコンサートが催された。
コンサートは久しぶり。
選曲が素晴らしく、なじみのある曲ばかりで居心地が良かった。
一部のショパンの別れの曲、サン=サーンスの白鳥、サティのJe te veuxなどの曲の中で、ドビュッシーの喜びの島が、とても心地よく耳に響いた。
二部では、映画音楽中心と言うことで、虹の彼方に、ムーンリバー、そして3月に他界された坂本龍一氏の戦場のメリークリスマスは、とても好きな曲だ。
そして、ひまわり。
あの映画のひまわり畑は、ウクライナで撮影されたのだそうで、戦争で引き裂かれてしまった夫婦の愛をテーマにしている。
1970年と、もう半世紀も前の映画だけれど、今もまた、同じように夫婦の引き裂かれる戦争が繰り返されているのは残念で仕方がない。
戦争なんて、同じ人間同士なのに、なぜ、相手を殺しても良いと思えるのかが理解できない。
ロシアにも優れた芸術家はたくさんいる。
でも、今は自由に活動することもできないでいる。
声を大にして戦争反対を叫べば、きっと命さえ失ってしまう環境で、弾圧されているように見える。
もちろんそれは芸術家だけではないけれど、せっかく人の心をつなぐことができるかもしれないものなのに、とても残念だと思う。
ウクライナの人が話していた。
彼らの物を購入するということは、そのお金がウクライナに飛んでくる砲弾になるかも知れないということなのです、と。
本当だ、と思った。
離れていると気づかないことがある。
一日も早く、ロシアがウクライナから撤退して、この戦争を終わりにしてほしいと思う。