近頃、毎日youtubeで動画を観ている。
毎日観ていると、関連動画というものが登場してくる。
例えば、創作仲間でもある沖縄の友人の沖縄を紹介するビデオを一度観ると、沖縄に関連した動画がたくさん紹介されるようになるし、エイサーを観るとエイサーがたくさん紹介されるという具合だ。
たまには、そこへ阿波踊りが入っていたり、他の関連動画も紹介される。
戦争関連のニュースを観ていると、本当にいろいろなチャンネルの紹介があって、おそらくロシア側からのニュースかもしれない動画もたまには出て来るけれど、無視していると、やがては出なくなって来る。
AIによる仕分けなのか、だんだん関連動画の種類も間違いが少なくなってきている気がする。
さて、そういう事情で護身術のチャンネルが紹介されたので、じっくり観てみた。
そもそも、学校の体育で剣道を少し習ったくらいで、戦うことには不慣れだ。
なので、有事の際に(いや、そうでなくても)、いきなり戦わなければならなくなったら、どうしようもないと思い、ペッパースプレーを購入したくらいである。
これが使えるかどうかは風任せだと以前にも書いた。
失敗すると、自分の方にペッパーだ飛んでくるのだから、まさに諸刃の剣。
本気なら、やはり違うものを準備しておくべきだと思う。
それで、使い方をしっかり知っておかなければと思う。
このビデオの中では、まず、不慣れな者がこぶしを振り回したところで、何の役にも立たないことをはっきり言っておられる。
異論はない。
では、どうするかというと、戦わない方法を考えるのが一番なのだそうだ。
まずは、逃げる。
ひたすら逃げ道を確保して逃げることが一番の防御らしい。
たしかに、納得のいく答えだと思う。
それから、隠れる、というのも良い方法だそうだ。
この場合、何かあったら、どこに隠れるかをシュミレーションしておくといいかもしれないと思う。
体力差があって、走って逃げると追いつかれる場合には、やっぱり隠れるの方が先かもしれない。
そして最後に、庇いたい誰かがいる場合には、命を懸けて守ること、だそうだ。
なるほど、盾になるということなのだろう。
1対1なら、気持ちの上では互角になれる。
なにしろ、あちらも人間である限りは、命は一つしか持っていないはず。
しばらく考えて、とても納得が行った。
人を救うとか助けようと思っている時に片手間で助けられるはずがないのだ。
自分の命を張って守るだけの気概がなければ守れようはずもない。
今、戦争で自分の家族や愛する人たちを守ろうと戦っている人たちがたくさんいる、
なんとも理不尽な始まり方をした戦争だけれど、そんなことを言っても相手は攻めて来るので、戦って守るしかないということだろう。
日本人の義勇兵も参加している。
他人事と放っておけない人たちなのだと思う。
日本には、まだまだそんな気骨のある人がいると思いたいけれど、実際には見えないのでわからない。
先日、お気に入りのブラウスに縫い付けられたビーズの飾りの6連の内、一つがどうやらほどけてしまった。
修理をするなら同じパーツがないと、とても難しいことになる。
かなり混んだ電車の中で、拾う訳にもいかず、乗客のたくさん降りる駅まで待っていくつかを拾ったところで、その駅から乗って来た若い男性が、私のしていることに気づいたらしく、ささっといくつかを拾って手渡してくれた。
驚いた。
そっか、これが日本だったと思った。
言葉にしなくても、ひとのことを理解して必要な部分を助けるということは、簡単じゃない。
少なくとも、気づいてくれる人がきっといるだろうなと思うと、なんだかほっとした。