戦争に思うこと

ウクライナ侵略戦争
UnsplashのVincentiu Solomonが撮影した写

少し前まで戦争は、遠い国の出来事だった。
でも、今は隣国でもあるロシアがウクライナに侵略しているし、日本に向けて、例え本気で攻撃するつもりがないとしても、ミサイルを飛ばして来る国もある。
何しろ日本の上空を通過していることもあるので、通過したことはラッキーと言えばいいのだろうか?
もしも失速して、列島の上に落ちて来ていたらと思うと、本当に恐ろしい。
どうしたらこれを止めることができるのだろうかと思う。
本当なら、絶対に上空を通過させることはせずに、手前でミサイルを迎撃して落として欲しいと思うのは、おかしいだろうか?
北朝鮮は、ロシアに兵器を運んでいたことも明らかになっている。
日本人を拉致したまま返さない。
とんでもないことだと思う。
でも、経済制裁をするということにも、疑問を感じる。
それで困るのは、北朝鮮の市民であって、餓死する人が増えていると報道されていても、幹部は困らないし、核を含めて兵器の開発は続けられている。
つまり、制裁をしても、困らせたいターゲットは、本当には、困っていないのではないかと思えるのだ。

この29日と30日の展示会のための絵を描きながら、睡眠不足のままに、Youtubeやその他SNSで、情報収集をしていた。
日本で三菱重工業が素晴らしい防衛用の兵器を作ったらしい。
高性能のレーザーで、ミサイルを迎撃して落とせるのだそうだ。
他にも、どこが制作しているのかとか、構造的なことについてもよくわからないけれど、相手がミサイルを発射すると、それは軌道を変えて、発射した方向へ戻るというシステムも開発されようとしていると、日本の学者さんが言っていた。
来年にはNATOの事務所も日本にできるそうだ。
出来る限りのことをして、攻撃から守り、戦争を避けられるなら、その方向を探ってほしいと思う。

別のお隣の中国が世界中に派出所を作って情報を収集、自他国民を観察しているのは、既に有名な話だし、スパイ法の範囲もさらに曖昧にして、トラップの枠を広げたようにさえ見える。
最高刑は死刑になったそうだ。

そういえば、以前、半分中国人の血を引くという友人の夫が貿易をしていて、中国で大きな利益を上げると、必ず出国前に逮捕されると言っていた。
保釈金を積まないと釈放されないのだそうで、毎回大変そうだった。
理由も曖昧なので、全く抗いようもないと聞いた。

今、ウクライナで起こっていることは、本当に許し難い戦争犯罪であり、おぞましい出来事だ。
本当は書くのも嫌だけれど、お葬式の画像を、SNS上で、よく目にする。
先日も、日本なら、まだランドセルを背負っているような年齢の少女に、露軍の兵士が乱暴をし、命を奪った上、遺体を道端に転がしてあったというのだ。
嘆く母親の姿を見ているのは、本当に忍びない。
同じ親として、絶対に許せない。
悲しいけれど、嫌なものから目をそらし続けていると、本当のことが見えて来ないから、考えがまとまらないなりに、情報はちゃんとチェックしておこうと思う。

当初、国民に徴兵をしないと言っていたプーチン容疑者は、刑務所の中で刑に服している犯罪者さえも兵士として利用した。
モラルが低いのも当然の話だと思う。
戦争の最中にモラルや人道的な考えを求めても仕方がないのかもしれないが、そもそも喧嘩して始まった戦争ではなく、ロシアがウクライナヘと一方的に侵略して始まった戦争なのだ。
この先、日本にもそういうことが起こらないとは、誰にも言えない。
この戦争で、プーチンが勝つようなことがあっては、絶対にいけない。
似たような考えを持つ3つの国に日本は隣接しているので、まったく他人事ではないと思っている。
既にいくつもの国の軍事専門家が、中国が日本に攻めてくる可能性について高いと評価しているのだから。

ゼレンスキー大統領は、さっさと戦争を終わらせた方がいいという意見がある。
さっさの意味を探ると、
「戦争を続けても良いことがないから、他国を巻き込まずにウクライナは一旦引くべきだ」
とのことだった。
終わらせるのは、どう考えても攻めて来た国の方だと私は思う。
この戦争は、プーチン容疑者の逮捕、領土をウクライナに戻し、拉致した2万人以上の子供たちを返してからウクライナの人々に補償をさせて終わらせなければいけないと思う。

今日、戦況のニュースを観ていたところ、ウクライナに対してデンマークから地雷探知のためのドローンが届いたそうだ。
地雷のことは、戦争が終わっても、いつも長い間、問題になる。
何も知らない子供達が犠牲になることが多いので、きれいに撤去できると素晴らしいと思う。
他にもベネルクス3国から戦車が届けられるそうだ。
旧式のものを修理して出すということのようで、ヨーロピアンらしいやりくりだと思う。
しゃもじを贈っても弾除けにもならないけれど、これなら役に立つと思う。
人気はデンマークの戦車だそうで、かなり戦士を守ってくれる構造なのだそうだ。

まともな人たちは、誰も戦争は望まない。
でも、始まったものは終わらせなければならない。
西側も、これが第三次世界大戦に発展しないようにするために、慎重にウクライナを応援し続け、しばらく反転攻撃が遅々として進まないのにイライラしていたようだけれど、人も兵器も足りない中で、今の戦況は、むしろよく頑張っているという評価に変わったようだ。

ネット上にも戦闘シーンが出て来る。
とは言っても、爆弾やドローン攻撃の映像であって、人が直接攻撃を受ける場面ではない。
それでも、上空から爆弾を落として、戦車や建物を破壊する映像を観ていると、例え攻撃を受けているのが敵でも、もろ手を挙げて喜ぶことはできない。
同じような人も多くいるのではないかと想像している。
一日も早く、ウクライナの人々に平穏な日々が訪れることを心から願っている。

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