スパイ法

世界のこと
TumisuによるPixabayからの画像

今朝、Youtubeを観ようとTVのスイッチを入れたところ、討論会的な番組が放送されていた。残念なことに時間が短かすぎて、どのスピーカーも十分に話すことができないという風だった。
とても気になったのは、スパイ防止法のこと。

少し前に、中国人の研究者が、日本の組織で研究をして得た情報や結果を、中国の大学で教えていたという報道があった。
この人は、逮捕されたけれど、それは、民間の商取引等に関する法律で裁かれるのであって、国家の情報というのとは、別になるのだそうだ。
こんな事件が起こると、不安に思う人が増えるのも仕方がないと思う。

近頃、たくさんの中国人の学生が日本の大学に入学しようと申し込みをしているらしいけれど、それさえ、2017年に施行された中国の法律のことを思えば、容易にたくさんの人を受け入れていて大丈夫なのかと心配になってしまう。

中華人民共和国国家情報法

法律のことに関しては詳しくないいけれど、少し前に欧州に住む友人が、教えてくれたことがあったのを思い出す。
日本には、スパイ法がないので、情報を盗んでも、それを立証して逮捕することが困難になっているそうだ。

こちらの意味する情報とは、政治的なことや国に関する情報のことで、一企業の損害では済まない。もちろん、技術を盗まれることも大きな損失だけれど、国の情報は自国の防衛や他所の国とのやり取りの情報も含まれているので、他の国の安全も脅かされる危険性だってある。
けれども、それだけではなく、政治家にハニートラップを仕掛けるとか、お金で誘惑するなどの行為は、双方をきちんと罰することができるように法律を整備してほしい。

最近、ちょくちょくこの話題が出てきてはいるけれど、戦争の起こっている今こそ急いで制定しなければならないのではないかと思う。
日本には、スパイ天国と呼ばれるほど、相当な数のスパイがいるという話だし、少し前にオランダで見つかったという中国の派出所は、世界中にあるらしい。もちろん、日本も例外ではないし、イタリア人の友人も、フローレンス近くに見つかったことがニュースになったと言っていた。

どこかの国だけを想定して敵視するわけではないけれど、やはり国家として、国民を守るために必要な法律は作ってほしいと思う。

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