心配なこと

ウクライナ侵略戦争

もしかすると、ロシアが始めたウクライナへの侵略戦争は、隣国とはいうものの、かなり西側で展開されているため、日本の方には、すぐに火種が飛んでくることはないかもしれない。
でも、この国が安全かといえば、かなり怪しい。
北朝鮮からミサイルが飛んで来て上空を通過しても、撃ち落とすことさえ出来ていない。
狙っていたのではないにしても、途中で失速して墜落したらどうなるのだろうと心配だ。
今回のウクライナ侵攻について、軍事の専門家でも予測できなかった人は多かったと思う。
台湾有事などのタイミングで、北朝鮮やロシアだってここぞとばかりに、日本を攻めて来る可能性もある。
日米安保条約があったところで、すぐに米軍がやって来て大軍で守ってもらえるとは思えず、やはり、もっと積極的に自分たちで守ることをしなければならないのではないかと思う。
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日本に軍隊がないことは、世界中が知っている。

「日本人は、過去にいろいろあったけど、今いる人たちは民主主義者だから、軍隊もない。
なので、日本を攻めるようなことは止めよう」
などとは、考えてもらえるはずがない。
いざという時に、自分たちの国を守る力がなければ、安全とは言えない。
今は、ものすごく危険な環境だということを自覚しておくべきだと思う。
覇権主義国家のトップには、民主主義の常識は通用しないということがプーチン大統領を見ていてもよくわかる。

ウクライナに注目が集まっている傍らで、中国は、尖閣諸島周りをグルグルと巡回し、まるで自分の国の島の警備をしているように信号を発信して、記録を残し続けているとニュースで知った。
これで、既成事実を作り世界にアピールしようとしているのだとか。
それに対して日本の巡視船は、航路などを知られてしまう可能性があるとして信号を発信したりはしていないのだそうだ。

ロシアがウクライナに侵攻しているので、米国はじめ西側諸国がそちらに力を注いでいる隙に、抜け目のない中国は、サウジアラビアとイランの関係修復に一役買い、両国は接近中だという。
その前にもアフリカとの国交にも力を入れているし、イスラエルとパレスチナの間にも入ろうとしている。
西側諸国のように最初から民主化を前提としないし、経済的な支援の欲しい国には、中国は近づきやすいそうだ。
更にロシアの影響力の弱まっている間に、中央アジアにも勢力を伸ばそうとしている。
着々と外交関係を築く一方で、スパイを使って世界中の情報を収集し、力を蓄えようとしているのが見て取れる。

こうなると、それぞれの国の産業に関して、中国が影響力を持ち始めるのは時間の問題で、食品や原油や、様々な貿易に関しても中国の影響力が強くなり、ぼう~っとしていると、日本には、物が入って来なくなる可能性が出てくるのではないかと言う人もある。
食料自給率も低いし、貿易で利益を上げていかなければいけないのに、経済的にも、日本は、この先、どうなるんだろうと思う。

私のように力のない者が考えても、どうにもなるものではないけれど、私腹を肥やすことか、選挙の事ばかり考えている政治家も当てにならないように思える。
この国の人が個々に考えて、発言と行動をして行くことが大事なのではないかと心配している。

SylviaWetzelによるPixabayからの画像

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